ダブルクロスでシナリオを書く。2

http://d.hatena.ne.jp/IB_1982/20080930/1222785621
のつづき。


所属しているオンラインセッションサークルでハンドアウトを見せたら
「やろう」
ということになり。


ついでに人数が4人に増えたので急遽ハンドアウトを増設。5分で。
ということで、以下のハンドアウトが追加されました。

PC4(人数多いとき用)
推奨ワークス/カバー=自由/学生
シナリオロイス:アラン・ホールズワース 推奨感情=好奇心/自由

季節外れの時期に転校生がやってきた。
しかもアメリカ人。
おまけに困ったことに隣の席にきた!
どうする、俺!
とりあえず転校生に教科書を見せながら悩むのは最初の一言だった。

まずいですねー。適当です。
ついでに全くシナリオのアウトラインすら見えないのでヤバいです。


ということで真面目にシナリオを考えます。
まず、ハンドアウトから推察される設定を整理しましょうw

  1. 普通の死体が出来上がるらしい
  2. それが消えるらしい
  3. UGNは怪しい
  4. アメリカ人が関係者


と、なります。



僕は基本的にひとつの事件を作ってそれを多角的に切ってハンドアウトにするのが好きなので
一つ上の条件を満たすような事件を作ることにします。強引に。


ということで設定をモリモリ繫げていきます。
まずは1と2の原因をUGNのせいにすると3と繋がりますね。
4はとりあえず置いておきます。


あとは1と2に矛盾がない何か事件を設定するわけですがー
これ、悩みました。とっても。で、なんとかひねり出したのが以下の事件。

・シナリオ概要
元UGN研究者の江西文殊朗は自身の研究によってオーヴァードに覚醒するが
他者の体を乗っ取るという特殊な能力な上に、憑依中は理性がほぼ消えてしまっていた。
結果本能のままに未だに引きずっている10年前にわかれた娘の元に現れることになる。
これに霧谷の策略とFHが絡み奇妙な殺人事件が作られてしまう。
そしてこの事件により偶然PC1がオーヴァードとして目覚める。
更にこれを嗅ぎ付けたUNGアメリ支部のエージェントも干渉を開始。
互いの利害が微妙に一致しない状況は文殊朗の暴走と共に深みをましてゆく。
PC達の選択はどのように事件を動かすのか。

困ったのでさらにNPCを増やしましたw
元UGN研究者の江西文殊朗の登場です。
上のシナリオ概要では死体に関して全く触れていないのですが以下のような設定です。

・ゲスト1【江西 文殊朗】(えにし もんじゅろう)
元UGNオーヴァード能力研究者の男。研究方針の対立によってUGNと袂を分かつ。
自らの研究によってオーヴァードとして覚醒する。
特殊な能力が顕現し、意識体を他者に投影出来るが投影中は理性が消えている。
精神を他者に投影している最中は理性的な行動が取れず、好戦的になる。
(研究が不完全なため、としておく)
データ的には普通のオーヴァードだが、自身には意識がなくエキストラの肉体を動かす。
HPが0になると投影しているエキストラは死亡する。
本人はリザレクトを使う事で侵蝕率は上がるが死亡を回避でき、再び違うエキストラを乗っ取る。
(処理としてはHPを0にすると、エキストラの死体が一つ出来上がるゲストNPC
PC1のロイス、北町のぞみの父。妻とは10年以上前に離婚。
娘ののぞみとは離婚の際に分かれることになり、未だに心の片隅で気になっている。
シナリオのキーパーソンで展開によってはボスになる。

ということにしました。
ゲーム的な処理がエフェクトとかに頼っていないかなり変則的な物になっています。
PLによっては怒られそうですねこれ。


…まぁ…いっか。


もうちょっと煮詰めないといけませんが、とりあえず今日はここまでー。
ちなみに文殊朗とかのネーミングセンスに関してはツッコミ禁止だ!